出典:SAMURAIJAPAN公式
「四国アイランドリーグ」出身の中でも特に成長株筆頭と言えるのがこの又吉克樹選手!
細身ながらもサイドスローから繰り出されるキレのいい球で、打者を翻弄しています…
又吉選手や角中選手の活躍により、四国アイランドリーグの価値は更に上がりプロ野球への道を広げた独立リーグの英雄でもありますね!
リリーフ適正が高い投手かと思いきや2017年には先発へ転向し、結果を出そうとしています。
近年奮わない中日の救世主ともなりえる存在の又吉克樹選手…
今回はそんな又吉選手についてのプロフィール詳細を紹介します!
又吉克樹選手のプロフィールは?
出身地:沖縄県浦添市
出身高校:沖縄県立西原高等学校
生年月日:1990年11月4日
身長:180cm
利き腕:右投
打席:右打
ポジション:投手
年俸:5,000万円(2017年現在)引用:wikipedia
又吉選手は小学校時代に「仲間ジャイアンツ」というチームで軟式野球を始め、中学では硬式野球部に所属しました。
沖縄の西原高校に進学時には、主に二塁手としてプレイし、送球のコントロールの良さから打撃投手を任された事をキッカケに投手へと転向したそうです。
最初は今のようなサイドスローでは無く普通のオーバースローだったそうですが、投げ込みを続けているうちに現在のサイドスローに落ち着いたみたいですね。
やっぱり人によって投げ方がシックリくるスタイルってありますからね。
高校では甲子園に出場などの実績は残す事は出来ず、卒業後は環太平洋大学へ進学。
中国六大学野球のリーグでは、2年時に防御率1位などを獲得してチームのリーグ初優勝に貢献。
更に大学入学後には160センチ台だった身長が10センチ伸びたり、体重も10キロ増えたりと遅い成長期を迎え、入学時には110キロ台だった球速が140キロ近くまで上がりました。
同大学の先輩にあたる亀澤恭平(現中日)選手などが、「独立リーグ」(NPBとは別のプロ野球リーグ)に入団していたこともあり、又吉選手も大学4年生時に四国アイランドリーグの香川オリーブガイナーズの入団テストを受験。
見事合格を勝ち取り、独立リーグとはいえプロへの切符を掴みとります。
ガイナーズへ入団後は更に球速を更にアップさせ、最速148キロのストレートとスライダーを武器にエースとして活躍。
1年目からリーグトップの13勝4敗の成績を残し、最多勝利のタイトルも獲得します。
優勝争いをしていた6月には、8回2アウトまで無走者無安打という完璧なピッチングを続け、結局1安打でその試合を完封して優勝を引き寄せました。
この試合を中日ドラゴンズのスカウトが見ていたことが後の指名のキッカケになったとか…
しかし又吉選手は独立リーグで大活躍を続けてその年の年間MVPにも選ばれ、ほぼ全球団のスカウトにも名前が知られる程の知名度を獲得します。
そして2013年の日本プロ野球ドラフト会議では、中日から2位で指名され、四国アイランドリーグ出身の選手としては過去最高の順位での指名となりました。
大学入学時には名前すら知られていなかった又吉選手が、ここまでの評価を得るプレイヤーになるなんて誰が想像出来たんでしょうね…
独立リーグの存在は大学時代でもプロにかかるまでは成長出来なかった選手の、チャレンジとしての意味でも素晴らしい事だと思いますね!
ちなみに四国アイランドリーグのような独立リーグは、勿論単独での興行としての成功も目指していますが、あくまでも日本プロ野球へステップアップするためのプロ組織という位置付けになっています。
その為に四国アイランドリーグ出身でドラフトで入団を決めた場合は契約金の10%を所属していた独立リーグの球団に納めるという決まりがあります。
お互いに損をしない様に上手く出来ているシステムですよね!
又吉克樹選手の成績や年俸は?
出典:中日新聞
又吉選手は契約金6,000万円、年俸840万円という条件で中日ドラゴンズと契約します。
所属していた香川オリーブガイナーズには10%の600万が支払われた事になりますね!
2014年
プロ初年度となる2014年はオープン戦で好成績を残し、ルーキーながらいきなり開幕一軍の座を勝ち取ります。
開幕直後の3月29日には救援投手としてデビューを果たし、4月6日のジャイアンツ戦でプロ初のホールドを記録します。
更に4月には1点ビハインドで登板した試合を抑えると、その裏にはチームが逆転し又吉選手へプロ初勝利が記録されました。
四国アイランドリーグ出身のドラフト指名選手では、日本人初のプロ一軍公式戦勝ち星という記録でもありました。
後半戦では抑えの場面でも起用されるケースもあったりと、中日の中継ぎブルペンの中心的存在となりセリーグでも2位となる登板数の67試合に登板。
まさに大車輪の活躍で、中日ドラゴンズの中心選手となりました。
この年の成績は67登板、防御率2・21 9勝1敗 24ホールド 2セーブと中継ぎ投手ながら勝ち星は9を記録するなど素晴らしい成績で終えます。
更にリードした場面での救援としての登板では、「一度も交代した先発投手の勝ち星を消さない」という先発投手にとっても救世主となる存在でもありました。
特徴的なサイドスローから投じられる150キロ近いストレートにエグいスライダーは、打者をキリキリ舞いさせましたね!
新人王は惜しくも大瀬良大地選手に獲られてしまいますが、まさにデビュー年としては上々といえる結果ですよね!
シーズンオフにはドミニカ共和国のウインターリーグにも参加し、更に腕を磨きます。
帰国後の契約更改で、年俸は入団時の840万円から4,000万円となりなんと5倍近い増額を勝ち取りました。
2015年
2年目となる2015年にはシーズン開幕前の日本代表戦にも召集され、日本代表の中継ぎとして活躍。
シーズン開幕後もセットアッパーとして主に起用され、前年に続いてフル回転で中日のブルペンを支え続けました。
開幕戦から2回サヨナラ負けを喫するなどの序盤の不振もあり、僅かの時ながら二軍落ちも経験するなどプロに初めての挫折といえる経験もします。
しかしすぐに一軍に戻り、年間通してセットアッパーとしての仕事を果たしました。
2年目の成績は防御率3・36 6勝6敗 30ホールドと防御率や勝敗では前年より数値を落としますがホールド数は増やし、欠かせない中継ぎとしての成績を残します。
年俸は前年程の勢いは無かった為に、500万アップとなる4500万円で契約。
2016年
2016年も開幕一軍で迎え、この年もセットアッパーとしての役目を与えられます。
しかし5月には7度の登板で4敗を浴びるなど、二度目となる二軍降格となりました。
ですがまたしてもすぐに復帰を果たし、結局この年も救援として62試合に登板するほぼフル回転状態。
3年連続で60試合以上の登板するという圧倒的な体力を見せます。
更に中日が不調で前谷繁監督が辞任した後、代理監督となった森繁和氏はこの又吉選手の圧倒的体力に着目し、来季からの先発転向を示唆します。
この年の成績は62試合に登板し、防御率2・80 6勝6敗 16ホールドとホールド数は減ってしまいますが防御率はアップしました。
年俸は前年と同じく500万円アップの5,000万円へ。
これでデビュー以来3年連続でのアップ査定となりました。
2017年
前年に就任した森氏が正式な監督となり、前年に考えていたアイデアの又吉選手を先発へ転向させるプランを実行。
オープン戦から先発として登板しますが、チーム事情的に中継ぎの駒が足りず、結局開幕時点では救援要員として迎えます。
しかし4月13日のヤクルト戦でプロ初先発投手として起用され、勝ち負けは付かずも8回2失点と好投を見せます。
4月27日には7回無失点で先発としてのプロ初勝利をあげました。
5月29日の時点で又吉選手は主に先発として起用されていて、3勝0敗、防御率は2・10とかなりの好成績を残しています。
不調の中日の中ではかなり明るい話題となっている又吉選手…
このまま先発として球界のエースに育ってしまうかもしれませんね!?
又吉克樹選手の性格は?
プレッシャーの凄い救援投手としてもビビらずにガンガン投げ込む姿を見ていても相当の強心臓の持ち主だと思いますね!
キャンプ中のシートバッティングでもいきなり死球を与えてしまいますが、その時に発した又吉選手の発言は…
又吉投手は「いいバッターの内角を思い切って攻めるのは当然ですから」とサラッと言い切りました。その頃から既に彼の心臓には毛が生えていたのかもしれません。
引用:現代ビジネス
という強気な発言の逸話もあり、図太い心臓を持っているのがよく解りますね。
しかし試合中を見ていても常に声を出して笑顔を見せていて、明るい性格だと予想されます。
2017年からは先発もしていますが、実に堂々とした振る舞いを見せていますね!
憧れの投手は同じサイドスローのヤクルトの館山昌平投手だそうです。
これから更に露出が増えていきそうな又吉選手…
まだまだ知らない一面を持っている選手かもしれませんね!
又吉克樹選手の彼女は?
又吉選手は過去に女子バレー選手の「吉村志穂」さんとの噂が立ったことがあります。
吉村さんは「かわいすぎる女性バレー選手」として、人気のプレイヤーです。
確かにかわいいですね!
お二人のキッカケは又吉選手が新聞のコラム欄で「キニナルヒト」というのを聞かれ、吉村さんを挙げたことだとか…
そこからツイッター上でのやり取りに発展し、その後デートしたという噂が流れました。
しかし2016年末にサプライズで小学校を訪れた際に、児童から「彼女はいますか?」と質問された際には…
又吉「最後に『いる』と言いたかったんですけど、3人ともいません。そろそろ皆さんのような子供を欲しいと思っているので、紹介してください」
引用:スポーツ報知
こうハッキリ言いきっていますので、あくまでも吉村さんとは友達なんでしょうね!
イケメンでもあるだけに、この先誰とお付き合いするのか気になる選手ですね。
まとめ
救援としての大活躍から2017年には先発としての才能も見せています。
「便利屋」とも呼ばれブルペンを大回転で支えてきた選手ですが、いつのまにかエースにも上り詰めようとしていますね!
独立リーグ出身の希望の星となっている又吉克樹選手…
今後は球界を背負っていく選手へと成長が見れるかもしれませんね!