2016年の広島カープの優勝にも大貢献し、不動のショートのレギュラーのポジションを掴んだ田中広輔選手…
俊足にパンチのある打撃を持ち、「意外性の男」としてもファンに知れわたっています!
守備に関してはやらかす事も多いものの、大きな守備範囲を持っていて年々成長を見せていますね!
何故かビデオ判定に巻き込まれる事が多く、ホームランがビデオ判定で取り消されるなどなんとなく運も少し無く、菊地選手や丸選手の陰に隠れてしまっている感もあって少し地味な印象を持たれがちな田中選手…
しかし実際はカープの縁の下の力持ちとして活躍しており、まだまだ伸び白もある期待度大の若手なんですよね!
今回はそんな田中広輔選手の詳細について調べてみました!
田中広輔選手のプロフィールは?
出身地:神奈川県厚木市
出身高校:東海大学付属相模高等学校
生年月日:1989年7月3日
身長:171cm
利き腕:右投
打席:左打
ポジション:内野手
年俸:7,800万円(2017年現在)引用:wikipedia
小学1年時にソフトボールを初め、中学では地元のシニアに所属していたそうです。
名門東海大相模高校に進学すると、1年春からベンチ入りして2年春には甲子園出場も果たしています。
高校では通算38本のホームランを記録。
卒業後は東海大学へ進学し、首都大学リーグで76試合に出場し主力として活躍。
打率.253 3本塁打 29打点という成績を残し、卒業後は社会人野球名門のJR東日本へ入社。
JR東日本では1年目からショートのレギュラーを獲得し、新人賞や2大会連続での優秀賞に選ばれるなどの活躍を見せ、アジア野球選手権の日本代表にも選ばれ優勝へ貢献。
アジア野球選手権での大会最優秀守備選手賞や、社会人でのベストナインといった賞を獲得し、プロにも注目される存在となります。
社会人2年目にも大会でのチーム準優勝に貢献して、大会優秀賞にまたも選ばれる活躍や日本代表にも再度選出。
この国際規模での活躍もあり、2013年のドラフト会議で広島東洋カープから3位での指名を受けプロへの門を叩くこととなりました。
田中広輔選手の成績や年俸は?
2014年
契約金7,000万円、年俸1,100万円で広島東洋カープと契約した田中広輔選手は、社会人卒だけあって初年度の春からオープン戦で活躍を見せ、そのまま開幕一軍入りも掴みます。
ポジションはショートでは無く、三塁手がメインとなりますが夏以降はそれまでレギュラーだった梵選手が膝の不安の為にそれと入れ替わる形でショートとして出場する事となりました。
結局初年度からほぼフルシーズンで一軍に帯同する事となり110試合の出場を果たします。
成績は打率.292 ホームラン9本 打点34と初年度としては上々の成績を残しました。
年俸は入団時の1,100万円から倍増の2,200万円に上がり、プロ初年度を好スタートで飾りました。
2015年
プロ2年目となる2015年は開幕戦からスタメンを掴み、「カープのショートと言えば田中」という印象も付くぐらいに毎試合に出場し、完全にお馴染みのメンツとなりました。
成績は打率.274 8ホームラン 35打点に 10盗塁を記録します。
しかし守備ではリーグ最多の22失策という数多くのエラーを記録してしまい、守備には課題を残す年となりました。
守備範囲は広いのですが、やはり大味な部分があり細かいミスがまだまだ多い…という印象でしたね。
特にセカンドに菊地涼介選手のような世界レベルの守備力の選手が居たために、余計に田中選手のエラーが目立ってしまった気もします。
9月12日の阪神タイガース戦では、延長12回で左中間フェンスを越えるホームラン性の当たりを放つも、審判団のビデオ判定の末にインプレー(三塁打)とされ試合は引き分け。
動画を見ても恐らくホームランだった為に、この時から「ビデオ判定の田中」とも呼ばれる判定によく関わる選手としてマニアからは興味をもたれるようになります。
2015年はエラーは多かったものの、成績は全て前年を上回っていた為、年俸は2,200万円からほぼ倍近い4,100万円に上がりました。
2016年
2016年にはカープの名物ショートだった東出輝裕コーチから背番号「2」を継承します。
開幕戦から「1番ショート」のスタメンで起用され、カープの切り込み隊長として公式戦全143試合フルイニングで出場を果たします。
カープのショートとして一軍でのフルイニング出場は、1986年の高橋選手、1994年の野村謙二郎選手以来の3人目の快挙でした。
この年の成績は打率.265 ホームラン13本 打点39 盗塁28とリードオフマン(1番打者)としては盗塁も多くパンチ力もある理想的な数字を残し評価されます。
クライマックスシリーズでは12打数10安打と大暴れし、広島のセントラルリーグ優勝と共に、日本シリーズ出場へも大貢献し、クライマックスシリーズの最優秀選手に選ばれました。
この活躍により鈴木選手は年保を前年の4,100万円から7800万円へまたしても倍増近くのアップ評価となり、デビュー初年度から3年連続の年俸アップを勝ち取っています。
またしてもビデオ判定
なおこの年の日本シリーズでも「判定の田中」の異名を更に強固にするようなビデオ判定に巻き込まれます。
この年から本塁上でのクロスプレーを対象にコリジョンルール(別名衝突ルールとも言われ簡易的に語ると捕手のブロック行為の禁止)が導入されていて、ホームでのクロスプレーにはビデオ判定が可能になりました。(前年まではホームランの判定のみ)
日本シリーズでの日本ハム戦で田中選手がホームに突入した際にアウトになります。
しかし緒方監督がホームでのビデオ判定を要求し、リプレイ検証の結果田中選手の手が先にホームに触れていた事が判明し、アウトからセーフに覆り、前年とは違い田中選手にとってプラスとなる判定となりました。
この判定は日本シリーズにおけるビデオ判定としては2例目であり、本塁でのクロスプレーに対してのビデオ判定は史上初となり、しかも判定がアウトからセーフに覆った結果も史上初となりました。
個人的にはビデオ判定は賛成ではあるんですが、アメリカでも導入されている「チャレンジ制度」を早く日本でも導入してほしいと思っています。
チャレンジ制度とは球場に多くのカメラを設置し、判定が怪しいときには意義を申し立てて、ビデオ判定を要求する権利が与えられる制度です。
ストライクボールの判定にはこのルールは適用されません。
色々細かいルールもありますがここでは割愛しますが、審判の判定ミスによってひいきの球団が負けてしまう事は、非常に腹立たしくも納得がいかないですよね。
更に近年の日本プロ野球では多くの誤審が問題となっており、チャレンジを導入する際に「設営費」や「運営費」、「若い審判の育成妨害」などを理由に日本では導入される気配がありません。
地方球場ではチャレンジは無しとしても、それぞれのホームスタジアムにカメラ施設を設置する事がそれほどのコストになるとはとても思えないんですけどね…
そもそも打者の身長などによってストライクゾーンが変わる野球で、人間の審判が全て正しい判定等できるわけないですし、将来的には主審を一人置いて全部機械化されるべき競技だと個人的には考えています。
「審判のミスも野球の1つ」と考えている方も多いでしょうが、本気でやっているプロがいる以上は正しい判定を常に出来る環境を整えるのも興業としての本分だと思うのは間違いでしょうか?
判定においては日本でも長く議論されている部分であり、人間や機械にも一長一短あると思います。
この先どう変化していくか解りませんが、ファンも選手も納得するようなシステムを作ってほしいですね!
田中広輔選手の性格は?
田中選手は東海大相模高校時代に強烈なスライディングをして捕手が起き上がれない程のダメージを与えたとして何故かヒールみたいな扱いになっています。
しかし、田中選手は丸佳浩選手に「くっそマジメで、くっそ面白くない選手がいる」と言われるほどの真面目な性格をしており、故意に他人を傷つけるような選手では決してありません。
引用:カープ民法速報
本人もインタビューでは常にカープの優勝とチームに必要とされる事を大事と語っていて、野球に対して真面目で熱い男という部分が垣間見えます。
これからカープの中心選手となるだけに責任感も強そうですし、期待できますよね!
田中広輔選手の応援歌は?
1年目から活躍していて人気も急上昇中の田中広輔選手。
2015年に歌詞が改変され特徴的となった田中選手の応援歌はかなりの人気となっています。
「赤く燃え上がる夢見たこの世界で」って出だしからもう恰好いいですよね♪
しかも2コーラス目からはスクワットって 笑
応援してる人も気合入ってますねほんとに!
田中広輔選手のお嫁さんは?
田中広輔選手はプロ野球入りが決まった2013年に結婚していて、プロに入る前にけじめを付けるつもりで結婚したのかもしれませんね!
野球選手には女房の支えは心強いもので、プロ入り前からパートナーが居ることはメリットが大きい物だと思います。
お相手は東海大相模高校時代から交際していた一般人の「亜子さん」という方で高校時代からの付き合いを実らせてのゴールインとなったそうです。
まだお二人には子供は生まれていない模様で、現在は結婚生活を楽しんでいる最中かもしれませんね!
まとめ
もはやカープの不動のリードオフマンとしてその名を知られるようになった田中広輔選手。
まだプロに入って数年の為に、まだまだ伸び白があり更に成長が期待出来る選手ですね!
広島の核弾頭としてこの先も活躍が期待されます!