茨城と言えば、甲子園では常総学園でおなじみですよね!
勿論この先の大会も常総学院が大本命ではある茨城大会なんですが、他にも勢いのついてきているチームが多数あります!
プロ野球にも名選手を数多く送り出している地域だけに、レベルは高い地域です。
今回はそんな茨城県の甲子園強豪注目ランキングを紹介します!
5位:明秀日立高校
まだ甲子園出場経験はありませんが、近年メキメキ力を付けており茨城でも一目置かれているのがこの明秀日立高校です。
2015年夏にベスト4まで勝ち上がると、2016年夏には決勝まで勝ち抜き惜しくも、茨城の王者常総学院に敗れるも、1-0という僅差の試合ですでに茨城トップレベルの力を持っていることを示しました!
その勢いで2016年秋の茨城大会を優勝し、ますます勢いに乗っています!
この強さの要因としては、あの光星学院高校を8度の甲子園に導いた名将金沢監督を2012年に招いた事が大きいですね!
巨人のスターとして活躍する、坂本勇人選手を育て上げた監督としても有名です。
元々打撃指導に定評のあった金沢監督ですが、大阪桐蔭高校が健大高崎高校に走塁で圧倒していたのを見て影響を受け、今までの指導+走塁にも重点を置くようになったそうです。
その指導の影響を受けて、論理的な盗塁の技術を身に着けた選手達はグラウンド上を走り回ります。
元々の打撃指導力に。こんな走塁指導まで加わったら強いに決まってますよね!
近年一番勢いのある明秀日立高校…
この先茨城を引っ張っていく存在になるかもしれません!
甲子園成績
春の甲子園出場:0回
夏の甲子園出場:0回
明秀日立高校出身の主なプロ野球選手
・大原慎司 (横浜DeNAベイスターズ)
・細川成也 (横浜DeNAベイスターズ)
4位:水城高校
水城高校は近年力を付けてきた学校で、1964年の創部から46年目にして2010年に夏の甲子園へ初出場を果たしました。
この高校は茨城でも有数のマンモス校として知られており、ゴルフ部が全国的に有名な片山晋吾さんなどが卒業生にいます。
水城高校が野球に力を入れ始めたのは2008年ごろに、名門水戸商業の監督を務めセンバツ準優勝に導いた名将橋本実氏を招き入れたころからだそうです。
そこから僅か2年半で甲子園出場…やはり野球に置ける監督の存在というものは、凄い変化をもたらすんですね…
学校から野球部の専用グラウンドまでは8キロも離れており、毎日自転車でそこまで通うのも足腰の強化に繋がっています。
練習する為に8キロって…凄いですよね。。
2010年2011年と連続して甲子園に出場してからは遠ざかっていますが、周囲からは完全に茨城の強豪と認識されていて、毎年安定した成績を残しています。
現在は橋本監督の意思を受け継ぎ、関根監督へ変わっていますが、水城の強さは衰えることは全くありませんね!
これからも水城高校には期待しましょう!
甲子園成績
春の甲子園出場:1回
夏の甲子園出場:1回
水城高校出身の主なプロ野球選手
・高木孝治 (近鉄バファローズ-西武ライオンズ-南海ホークス)
3位:藤代高校
藤代高校は公立高校でありながら、この激戦区である茨城の中でも私立に負けない強さを誇っています!
野球部は2000年に入ってからは、2001年センバツ、2003年センバツ、2005年夏の甲子園、2011年夏の甲子園、2014年夏の甲子園と合計5回の出場を果たしています!
公立でありながら常総学院の様なチームがいる地域でこの強さ…尋常ではありませんね!
まさに「公立の雄」ですよね!
この2000年代に入ってからの強さには、やはり名監督と言われる持丸修一監督が入ってからの飛躍が感じられます。
野口祥順選手という後にヤクルトスワローズにドラフト1位指名される大物選手も入ってきて、甲子園に出場し、完全にこのチームに「勝ちグセ」を付けた感がありますね!
その後もプロで活躍する現楽天の美馬学選手のような、トップクラスのアスリートもこの高校に惹かれて入学してくるようになり、常総学院ら強豪ともヒケを取らない試合をしています。
甲子園に出たことで、良循環が起こり野球部を強豪へと押し上げてしまいましたね!
勿論学校内のサポートやスタッフの努力も大きいものなのでしょうし、公立校であるだけに選手のスカウティングや好待遇での条件は出せないだけに、いい選手が入ってくるのは藤代高校自体が魅力ある学校となったんですね!
茨城公立期待の高校として今後も藤代高校には期待大です!
甲子園成績
春の甲子園出場:2回
夏の甲子園出場:3回
藤代高校出身の主なプロ野球選手
・美馬学 (楽天ゴールデンイーグルス)
2位:水戸商業高校
常総学院と並んで茨城県での野球界での2大巨頭と言えばやはり水戸商業高校です。
少し近年は常総港億に水をあけられてしまっている感もありますが…
春夏合わせて14回の甲子園に出場しており、現在でも名門として有名です。
1999年のセンバツでは決勝まで勝ち上がり茨城県民を湧かせましたね!
しかし90年代の強さに比べると衰えている感はあり、2000年代に入ってからは2000年の夏、2001年のセンバツ、2008年のセンバツと3回の甲子園出場に留まっています。
近年では常総学院や、台頭してきた水城高校や、霞ヶ浦高校などに苦汁をなめさせる年も多くなり、甲子園には2008年を最後に遠ざかっています。
ですが伝統のある学校だけに、このまま衰退していくとは考えにくく何かをキッカケにまた茨城でも屈指の強豪に返り咲くと思います。
また水戸商業も公立高校であり、やはり私立である強豪と差を付けられやすい部分が多いのも苦しい所だと思います。
しかし黄金時代を築いた水戸商業の名はまだまだ名門として知られており、この先良い選手も沢山入学してくると思うので、投打が噛み合う選手が揃えば一気に駆け上がってくる事があるかもしれませんね!
古豪復活への意地を見せて欲しい水戸商業には今後も注目です!
甲子園成績
春の甲子園出場:4回 準優勝1回
夏の甲子園出場:10回
水戸商業高校出身の主なプロ野球選手
・井川慶 (阪神タイガース-ヤンキース-オリックス)
・大久保博元(西武ライオンズ-読売ジャイアンツ)
1位:常総学院高校
誰もが認める茨城の王者と言えば、常総学院高校です!
甲子園でもお馴染みの常総の二文字は、甲子園好きな方からすればかなり見慣れた物ではないでしょうか?
常総学院は1983年に創設された古い歴史を誇る学校ではありません。
しかし1985年から監督に就任した超名将と言われる木内幸雄監督が来たことによって、常総学園は強豪校としての道を歩むことになりました。
この監督は常総の野球部を語るうえで、外せない人物となります。
木内監督は茨城でも弱小と呼ばれた取手二高を、当時最強だったPL学園を破り甲子園優勝まで導いたとんでもない人です!
木内監督の就任からはすぐに結果に表れ始め、87年には早くも甲子園センバツへ初出場。
夏には後でプロで大活躍を見せる仁志敏久選手(巨人-横浜)などの有望すぎる1年生が入学してきて、そのまま夏の茨城大会も制して甲子園連続出場を決めました。
その甲子園ではなんと決勝まで勝ち上がり、またしてもPL学園と当たりますがここでは敗れてしまい準優勝に終わっています。
しかし創部3年目でこの強さは…木内監督の手腕はとんでもないですね。
これをきっかけに常総学院は毎年の様に甲子園に出場する強豪校へと発展をとげて、最早茨城といえば常総、常総といえば茨城というレベルの高校に成長しました。
その後は2001年にセンバツで優勝、2003年夏の甲子園でも優勝と常総学院をまさに全国トップレベルとして更に押し上げました。
木内監督の特徴は、特に「采配」に優れていると言われており、プロに行った仁志敏久選手などからも「木内監督以上に野球を知っている人はいない」と言わしめます。
その采配は「木内マジック」と称されるほどで、無謀とも思える作戦を取りながらも成功させてしまう独特の力を持っており、試合の流れを読む達人とされています。
自分も木内監督時代の常総学院を見ましたが、あのダルビッシュ有選手を攻略した時の強硬策には驚かされた思い出があります。
茨城県勢の甲子園優勝回数は合計でも3回ですが、その全てが木内監督が率いたチームによるものです。
茨城内ではこの人程名の知れた監督はいないでしょうね…
そんな木内監督も勇退や復帰を繰り返し常総にかかわり続けていきますが、2011年には常総のコーチであった佐々木氏に後任を譲り勇退しています。
しかしその後も常総学院の強さは衰える事なく、甲子園常連の強豪校として強くあり続けています。
他の高校からすると偉大すぎる壁となっている常総高校ですが、この強さだからこそまさに常総という象徴になっていて、憧れの対象でもありますね!
今後も強さを発揮し続けるであろう常総学院からは目が離せません!
甲子園成績
春の甲子園出場:9回 優勝1回 準優勝1回
夏の甲子園出場:16回 優勝1回 準優勝1回
常総学院高校出身の主なプロ野球選手
・飯田大祐 (オリックスバファローズ)
・内田靖人 (楽天ゴールデンイーグルス)
・仁志敏久 (読売ジャイアンツ-横浜ベイスターズ)
まとめ
超強豪の常総学院が王者を守り続けるのか?
それとも水戸商業が復活してくるのか?新鋭の高校がこれらに脅威を与えるのか?
などなど気になる事が一杯な茨城県の高校野球大会には今後も注目です!
関連記事:甲子園の応援歌注目ランキング!あの有名ゲームの曲やこんな曲まで!?
関連記事:甲子園の応援歌定番ランキング!お馴染みのあの曲やJPOPの有名曲も?