出典:読売ジャイアンツ公式
菅野、マイコラス、田口という二桁トリオが揃う巨人先発陣。
その3人だけでも強力なのに、更に救世主と言える選手が現れました。
その名も畠 世周(はたけ せいしゅう)選手。
名前がかなり特徴的で韓国や台湾の方かと勘違いしてしまうかもしれませんが、完全なる日本国籍の日本人の選手です。
ノビのあるストレートでグイグイ押すクラシックスタイルの投球は、巨人ファンならず野球のオールドファンをも魅了しています。
今回はその彗星の如く現れた畠世周選手について色々調べてみました!
巨人の将来のエース候補、畠世周選手とは?
出典:読売ジャイアンツ公式
まずは畠 世周選手のプロフィールからご紹介します。
国籍:日本
出身:広島県呉市
生年月日:1994年5月31日(23歳) ※2017年現在
身長:186㎝
利き腕:右投左打
ポジション:投手
年俸:1,200万円(2017年現在)
高校時代にはまだ無名だった畠選手ですが、近畿大学で腕を磨き2016年に読売ジャイアンツでドラフト2位指名を受けてプロ入りを果たしています。
しかし2016年には遊離軟骨除去手術、いわゆるネズミの手術をプロ入り前に受けており、プロ入り年の2017年はリハビリ組となる3軍からのスタート。
リハビリ後二軍で安定した成績を残し、7月に早くも1軍デビュー。
初登板は4回4失点というほろ苦い結果に終わりますが、その物おじしない内容が評価され次回以降の先発登板も勝ち取ります。
8月に入ってからは4試合に登板し3勝0敗、防御率2・08という結果を残して完全に巨人のローテーション投手としての立場を獲得。
150キロ近い速球をかなりのテンポの速さで投げ込む姿はまさに圧巻。
奪三振率は10を超えていて、プロの選手でもブンブン空振りしてしまう投球能力を持っている選手でした。
将来のエース候補誕生と言っても過言ではないデビュー年となっています。
手術のリスクを承知で巨人はドラフト2位指名?
実は巨人はドラフト前から畠選手が手術をする事を承知していたそうなんです。
普通はプロ野球選手を指名する時は故障持ちの選手や手術を控えた選手などは足元を見られるというか、リスクを背負う事になるので上位指名は回避されがち。
しかし巨人はドラフトで上位の2位指名で畠選手を獲得しています。
特に評価されていたのはその強靭なメンタルと言われ、巨人の元大エースでもある上原選手2世として手術をしても将来必ず活躍してくれると確信していたとか…
最速150キロを超えるストレートも勿論評価されていたそうですが、とにかく折れない性格で前を向いて進んで行くプロ向きの精神力が決め手になっての上位指名。
そのスカウトの評価が間違っていなかったように、デビューした月の7月にはプロの洗礼を浴びますが、8月にはあっというまに適応していました。
賭博問題や山口俊選手の事件などで、暗いイメージがついた巨人投手陣へ一筋の光が差し込んだようでしたね!
畠 世周選手の性格は?
出典:スポーツ報知
「ふてぶてしい」とも言われるほどの図太さを持った選手と言われています。
普通プロの1年目の選手などは先輩に萎縮してしまってデッドボールを恐れて内角攻めなどをためらいがちになるのですが、畠選手はそんなものはおかまいなし!
ガンガン内角へ投げ込んでいきます。
上原選手の様になれる存在と言われている程の前評判は伊達ではありませんでした。
しかしプライベートではとても温厚で優しい性格だとか…
この試合とプライベートでのギャップにも魅力を感じる選手ですよね!
ちなみに世周という名前は「世の中が自分にとってプラスに回る様に」という意味が込められているんだそうです。
世周(せいしゅう)という独特な名前ですが本当に良い名前だと思います。
まとめ
近年はドラフトで失敗続きと言われる巨人のスカウト陣に一筋の光明をもたらした畠 世周選手。
とんでもなく速いテンポで投げ込む姿は本当に上原浩治選手を思い起こしますよね!
田口麗人選手と共に巨人の未来のエース候補として名乗りを挙げた畠選手。
切磋琢磨して将来球界を代表する投手への成長が本当に楽しみな逸材です!