出典:naverまとめ
今年も甲子園で盛り上がっている野球界。
その甲子園で強烈なインパクトを残した現ソフトバンクの松坂大輔選手。
高校生離れした150キロを超えるノビのあるストレートに、プロ顔負けのスライダーを投げ込んで圧倒的な実力を示してプロ入りを果たしました。
この時の松坂選手は日本中の野球ファンが見ていて自分もテレビにかじりついていた思い出があります。
そして西武に入ってデビュー戦で片岡選手への155キロのストレートを投げ込み、イチロー選手を圧倒し、まさに「平成の怪物」の名にふさわしい活躍でしたね。
そんな怪物松坂選手が貰っている年俸も現在からメジャー時代までやはり超一流と言っていいかもしれません。
しかしメジャーから日本に出戻った現在では「給料泥棒」という声が出る程に全く活躍出来ずにいる状況…
今回はそんな松坂大輔選手の日本時代からメジャー時代の年俸推移や現在の状況などをお伝えします!
【松坂大輔選手の成績や年俸推移は?】
鳴り物入りでプロ野球西武ライオンズにドラフト1位で入団した松坂選手。
稼いだ額も怪物並と言われてる彼の年俸推移を調べてみました。
NPB時代(1999年-2006年) 西武ライオンズ ※はタイトル
- 1999年 1,300万円 防御率2・60 16勝5敗 ※新人王 最多勝
- 2000年 7,000万円 防御率3・97 14勝7敗 ※最多勝 最多奪三振
- 2001年 1億円 防御率3・60 15勝15敗 ※最多勝 最多奪三振 沢村賞
- 2002年 1億4,000万円 防御率3・68 6勝2敗
- 2003年 1億1,500万円 防御率2・83 16勝7敗 ※最優秀防御率
- 2004年 2億円 防御率2・90 10勝6敗 ※最優秀防御率
- 2005年 2億5,000万円 防御率2・30 14勝13敗 ※最多奪三振
- 2006年 3億3,000万円 防御率2・13 17勝5敗
合計:12億1800万円
MLB時代(2007年-2013年) レッドソックス メッツ
- 2007年 6億3,000万円 防御率4・40 15勝12敗
- 2008年 8億3,000万円 防御率2・90 18勝3敗
- 2009年 8億3,000万円 防御率5・76 4勝6敗
- 2010年 8億3,000万円 防御率4・69 9勝6敗
- 2011年 10億3,000万円 防御率5・30 3勝3敗
- 2012年 10億3,000万円 防御率8・28 1勝7敗
- 2013年 1億5,000万円 防御率4・42 3勝3敗
- 2014年 1億5,000万円 防御率3・89 3勝3敗
合計:54億8000万円
NPB時代(2014年-2017年) ソフトバンク
- 2015年 4億円 登板なし
- 2016年 4億円 防御率18・00 0勝0敗
- 2017年 4億円 登板なし
合計:12億円
日本プロ野球合計:24億1,800万円
メジャーリーグ合計:54億8,000万円
日本、メジャー合計78億9,800万円
まず年俸を羅列してみて最初に出るのが凄すぎるという感嘆の気持ちしか出てきません。
メジャーに移籍した時もポスティングシステム+移籍金+年俸で合計100億円の費用が掛かった為に「1億ドルの男」とも呼ばれました。
メジャーでは通算8年で約55億、日本では11年で24億。
やはりアメリカンドリームと言われるだけあってメジャーの給与は半端じゃないですよね。
日本では一人の選手に年俸10億を払う事さえ現実的ではありませんし。
日本で超一流に上り詰めた選手がすぐアメリカに行ってしまうのはこれを見ると理解出来る気がしますね。
NPB西武時代
出典:naverまとめ
成績を日本での初年度から見ると、高卒で18歳デビューの新人が何故いきなり3年連続最多勝のタイトルを取ってしまうのかという疑問。
高校生にプロが混じってたようなもんですよねこれ…
そりゃノーヒットノーランとかしちゃいますよね。。
4年目の2002年は怪我で登板数が減りますが、その後は正直無双状態といっていいレベルの活躍ですね。
2003年からは防御率も2点台で安定していて、日本最終年となる2006年まで不動のエースといった感じ。
日本プロ野球を有終の美で飾って羽ばたいていきました。
MLBレッドソックス、メッツ時代
出典:毎日新聞
日本では順風満帆だった松坂選手ですがメジャーへ行くと1年目2年目は成績的には良いと思うんですが、2年目はほとんどの試合を見ていたのでよく覚えていて、かなり球数が増えて5回降板ばっかりだったんですよね。
18勝3敗という成績だけ見ればかなり神ってるんですが、松坂選手から後を受け継いだ中継ぎがほとんど失点しなかった結果で、アメリカではこの年の彼に対する評価がかなり低かったのを覚えています。
そして日本人投手が必ず苦しむメジャーのボールで、コントロールは日本時代から抜群では無かったものの悪くは無かった彼ですが、アメリカに行ってからはかなり悪いとハッキリ言えるレベルの制球になりました。
2011年シーズンの6月にはメジャーへ渡った投手の宿命とも言うべき肘の靭帯を痛め、トミージョン手術を受けています。
手術後はなんと1年で復帰(平均12か月~15か月と言われている)しますが、やはりその後はフォームも変わっていてメジャーの壁に跳ね返され続けました。
NPBソフトバンク時代
出典:naverまとめ
2015年に日本へ復帰し、ソフトバンクと3年12億円という破格の契約を結びますがなんと実践登板は2016年の1試合のみ。
二軍でもほとんど登板出来ない状態が続いていて、現在シーズンのほとんどをリハビリに費やしていますが年俸は4億円を貰っている事でかなり周囲からの雑音も増えてきました。
ソフトバンクは財政的には恵まれている為に、松坂選手の知名度からの経済効果も考えて4億を払っていても全く痛まないらしいので、2018年も契約延長の話まで出ています。
その話だけ聞くと他の選手からはやっかみを受けそうですが、やはり松坂選手のネームバリューや実績はそれだけの価値があると言う事なんですよね。
実際自分も松坂選手にはやはり特別な思い入れがありますし、彼ならまだなんとかなってしまうのではないかと期待し続けてしまいます…
松坂大輔選手は2017年の契約満了で引退?
ソフトバンクとの契約が切れる2017年一杯で松坂選手は引退してしまうのでは?という説もかなり聞くようになってきました。
日本時代のフォームと今のフォームを比べると雲泥の違いがあり、手術の影響か全盛期のフォームではもう投げられなくなっています。
動画を見てもらうとかなり解るのですが、やはり高校、日本プロ時代は躍動するようなダイナミックなフォームからオーバースローで投げています。
これがメジャーに行くと段々スリークォーター(肩の真上と真横の間)ぐらいからリリースする様に変化していっています。
日本にメジャーから帰って来てからはまた少しオーバー気味になっていますが、フォームに躍動感がなく振りかぶったあとの左足の上がり方も肘よりかなり下までとなっていて動きが小さくなっています。
最初のステップと軸足の間も歩幅が狭くなってしまい、とても苦しそうに見えます。
黒田選手はメジャーに適応し、投げ込みを減らして故障もせず安定した活躍を続け、一方松坂選手は自分流のやり方を変えずメジャーでも日本流のやり方を続け故障に悩まされる日々。
WBCではイチロー選手から「お前は深い所で野球をなめている」とも言い放たれた松坂選手はあまりの才能に溺れてしまったのでしょうか?
多くの投手が言っていますがやはりメジャーへ行って「適応」する事が一番大事なのかもしれませんね。
松坂選手の高校時代の実力から日本プロでの圧倒的な成績を見て、誰もが200勝間違いなしの殿堂入り選手と思っていた彼の凄すぎる才能。
そんな彼の現在の通算成績は164勝103敗。
勿論かなり凄い成績なんですが、「平成の怪物」と呼ばれた彼への期待度はこんなものではなくメジャーでも大活躍してくれると誰もが信じていました。
しかし現在では日本に出戻りをしてソフトバンクで3年で登板1回…
登板するという噂があれば体調が悪いと登板機会は毎回のように立ち消えていって気付けば3年契約も終わろうとしています。
もう1年だけ再契約という話もチラホラと出始めていますが、果たして彼が復活する事は出来るのでしょうか?
自分の個人的な期待だと絶対復帰してほしいのですが、彼のプライドや周囲の声も考えると今年で引退…という可能性も高いかもしれません。
あれだけ登板のチャンスを与えられながら、毎回の様に「調子が悪い」と言って回避するのはもうボロボロな事の証明なんでしょうか…
ですが今年福岡にマンションを購入したとも言われていてソフトバンクのフロントも「ここまで来たら何とか雄姿を見たい」と言っている事もありもう1年だけ契約もありえるのでしょうね。
どちらに転んでも自分の中のスターである平成の怪物松坂大輔選手の雄姿を本当に最後にもう1度でいいから見たいですね。
このまま何も起きずに2017年末でそのまま引退で二度と彼の投球が見れないなんて事になったら悲しすぎます;
まとめ
日本で栄華を極め、メジャーにも大スター待遇で入団し順風満帆かと思えた彼のスター人生。
しかしメジャーで適応に苦しみ手術をしてからは怪物と呼ばれた彼は少しずつ苦しんでいきます。
日本に戻って来てももがき苦しんでいる平成の怪物。
松坂大輔選手は1980年代生まれの野球ファンのスターであり、英雄でもあり未だに復帰を待ち望むファンは大多数存在しています。
自分もそのうちの一人で彼の姿をまた見れる事を心から望んでいます。