高校野球界では「公立王国」とも言われる富山県。
公立の商業や工業高校が毎年の様に上位にくる特殊な地域柄を持っています。
甲子園本番ではなかなか結果がついてこない地域でもありますが、高校野球熱はかなり高い地域でもありますね!
今年の決勝は高岡商業VS高朋高校という対戦となりました。
決勝では高岡商業が5回に一挙5点のビッグイニングを作りそのまま押し切って圧倒。
大本命と言われた下馬評通り優勝をもぎ取りました!
甲子園では完全に常連と言える学校だけに、甲子園本番で結果を残す事が課題となっている高岡商業。
今回はその富山県を制した高岡商業野球部の詳細や注目選手をご紹介します!
富山県代表の高岡商業野球部とは?
富山県立高岡商業高校は富山県高岡市に所在する公立の商業高校です。
甲子園には今年の夏を含め春5回、夏18回と夏の甲子園では県内最多の「甲子園常連校」として知られている強豪です。
「公立王国」とも呼ばれる公立高校の野球部が強い富山の代表格と言える学校かもしれません。
今年の春センバツにも出場していて、春夏連続の甲子園出場となっています。
しかしかなりの回数の甲子園に出場しながらも、春夏共に甲子園ではまだ最高成績は「1勝」という悔しい結果に終わっていて甲子園本番で通用する力を付けるために切磋琢磨を繰り返している最中。
創立120周年となる今年に春夏連続出場というゲンのいい優勝を決めただけに、甲子園で2勝以上という結果を今年は期待したい所。
2017年のチームは昨秋、今春と県大会を制していて絶好調と言えるデキになっているのでこの調子をキープ出来ていれば上位進出もありえるかもしれません。
1回戦の相手は西東京の東海大菅生という強豪相手となりましたが、ここを突破して勢いを付けて甲子園で上位進出へのビジョンを作りたいですね。
高岡商業の注目選手は?
抜群の投手陣に注目。
まずは3年エースで主将の左腕「土合 伸之輔」君。
キレのいい直球と抜群の制球力を持っていて、スピードは140キロには満ちませんが三振を多くとれるピッチャー。
チェンジアップも冴えわたります。
四球を出さず自滅が少なく安定感のあるエースです。
そして3年の「伏見 拓真」君。
なんと190センチの身長を持っていて、球速はまだ140キロには満ちませんが将来性抜群の右腕。
身長は高校に来て急成長を遂げたと言います。
阪神の藤浪晋太郎選手のフォームを参考にしているといい、将来性抜群。
最後に2年の「山田 龍聖」君。
182センチから2年生にして最速148キロの直球を投げ込んでくるプロ注目の左腕。
そのノビのあるストレートには高校生レベルでは中々打ち返すのは難しいかもしれません。
ただ変化球にこれといった強い決め球が無い為に、この先何か1つコレといった物を身に付けたら更に化けそうな大器。
この3人を軸とした投手陣で堅い守備からリズムを作って試合を進めたいですね。
まとめ
春に続いて夏も出場を決めた高岡商業。
甲子園本番での1勝しかできないという呪縛を乗り越えて、2勝目を挙げた時高岡商業の勢いは止まらなくなるかもしれません。