近年全国レベルでも力を見せていた敦賀気比などの力のあるチームが在籍する福井県大会の高校野球。
近年では私立が力を見せていて、公立が少し押され気味でしたが今年はなんとベスト4の時点で残ったのはすべて公立高校。
本命の敦賀気比やセンバツ出場の福井工大福井が中心となると見られていましたが、ふたを開けてみれば残ったのは、福井商業、坂井高校、武生商業、敦賀高校と全てが公立校。
本命サイドの福井工大福井と敦賀気比は初戦で激突する組み合わせとなり潰しあい、勝ち上がった敦賀気比もベスト8で武生商業に敗れるという大波乱の大会となりました。
そんな中福井の決勝は坂井高校VS敦賀高校というカードになり3-0で見事に坂井高校が夏甲子園初出場の切符を掴みとりました。
ノーシードから強豪を破って勝ち上がった坂井高校には驚かされましたね!
地元でも号外が発行されていて地元では大盛り上がりとなっています。
出典:ツイッター
今回はそんな夏甲子園初出場となった福井県代表の坂井高校の詳細や注目選手をご紹介します!
福井県代表の坂井高校野球部とは?
出典:wikipedia
福井県立坂井高等学校は福井県坂井市に所在する公立の高校です。
2014年に境農業高校と春江工業高校が合併して出来たばかりの新設校。
甲子園には今回が初出場となり、堂々の福井県代表として挑みます。
開校からまだ4年目、創部も4年目というスピード優勝となりました。
春大会で4強に入っていたとはいえ、まさか坂井高校がこんな速度で成長し福井県を制してしまうとは予想も付きませんでした。
福井工大福井や敦賀気比が他校に敗れたとはいえ、強豪や古豪を次々と撃破し決勝でもキッチリと完封勝利で優勝を決めていてこの実力は偶然ではありません。
機動力も高く、エースが要所の試合を完全に抑えて堂々たる優勝でしたね!
ただ打線には少し迫力がないので、エースの吉川君やバント盗塁などで少ないチャンスを活かして守りきるという野球が本番では求められそうです。
予選でのチーム打率も.289と高くは無く、更にレベルが上がる甲子園本番では苦戦が予想されます。
監督の川村氏は名将と呼ばれるその手腕の評価が高い監督で、選手との距離を縮めてとにかくコミニケーションを重視する監督。
坂井高校の合併前前身でも春江工業をセンバツ甲子園へ導いた経験もあり、舞台慣れもしているので監督の采配にも注目です。
坂井高校の注目選手は?
3年エースの「吉川 大翔」君に注目。
180㎝73キロ。
今年の福井夏予選では準決勝、決勝と連続完封で投げ切っていて上り調子。
最速138キロの左腕で打たせて取るピッチングを身上としていて抜群の制球力を持っています。
甲子園本番では間違いなくこのエースの吉川君が鍵となっていて、言いすぎかもしれませんが彼の出来がチームの勝敗を左右すると思っています。
1回戦の相手は大分の名門明豊高校に決まっていて、予選では9本塁打を放っている強力打線がウリのチームなのでここを吉川君がどれだけ抑えて少ないチャンスをモノにするかがカギとなりそうです。
まとめ
合併から僅か4年で甲子園初出場を果たした坂井高校。
甲子園でも実績のある高校を次々と破って優勝しているだけに、全国レベルではまだ未知数とはいえ侮れない高校です。
少ないチャンスをモノにして甲子園でも活躍を期待したい所です。