新鋭チームが力を付けてきて、入れ替わりの激しい三重県の高校野球。
過去10年で最多となる29本塁打が飛び交う空中戦となった2017年の夏甲子園予選。
そんな中決勝に残ったのは津田学園と名門三重高校。
試合は終盤まで3-2で津田学園がリードして進み、9回にお互い1点ずつを取り合い4-3で津田学園が逃げ切って甲子園初出場を決めました。
決勝以外は少し組み合わせに恵まれた感もあった津田学園でしたが、決勝では見事に2014年に甲子園で準優勝をしている三重高校を破り、力を証明。
エースも安定していて、打線も爆発して見事に投打が噛み合った結果ですね!
今回はそんな三重県代表の津田学園野球部の勝算や、注目選手について紹介します!
【三重県大会優勝の津田学園野球部とは?】
出典:wikipedia
津田学園は三重県桑名市に所在する私立の高校です。
甲子園には今年を含めて春2回、夏は創立以来初めての甲子園となり初出場。
去年の夏は決勝で敗れていただけに、見事に雪辱を果たしましたね!
春も優勝を決めていただけに、まさに今年好調のチームだったので順当と言えば順当だったのかもしれません。
しかし夏の甲子園には壁があって行けそうで行けない…という流れが出来てしまい強い世代がいつのまにか終わってしまい結局行けずというケースも多いんですよね。
今年の津田学園はめぐって来てチャンスを今年はキッチリと掴み夏甲子園初出場を決めました。
予選ではチーム打率.420という圧倒的打線が猛打を奮い、3回戦、準々決勝、準決勝、2回戦と4試合でコールド勝ちを収めています。
エースの水谷君も全国上位の投手で、継投の若林君も完璧なリリーフを見せる投手であり、かなりの安定感ある継投を本番でも披露してくれそうです。
1回戦の相手はお互い初出場となった藤枝明誠高校とのカードが組まれていて、いかに先取点を取ってリードするかがカギに。
いきなり甲子園で上位は厳しいかもしれませんが、所詮の初出場対決を制すれば勢いに乗って津田旋風が起きるかもしれませんね!
津田学園の注目選手は?
まずはエースで主将の「水谷 翼」君に注目。
正にチームの大黒柱と言える存在で182センチで90キロ近い体格を持ち、MAX140キロOVERのストレートを投げ込みます。
プロ注目…とまではいかないものの高校生としてはレベルの高い投手で、その日の調子次第では全国レベルにも通用するエースだと思います。
そして予選で素晴らしい継投を見せた「若林 潤」君にも注目。
サウスポーの上にアンダースローという特殊を極めた変則投手で、今年の夏予選では16イニングを何と無失点に抑え防御率は0・00.
初見ではなかなか慣れにくい投手で、ここぞという時に起用されると高校生では打ち込むのは難しいかもしれません。
予選で4割越えのチーム打率も切れ目の無い打線で、全国レベルでどこまで通用するか注目です。
まとめ
2016年の夏決勝敗退の無念を晴らし、とうとう夏の甲子園初出場を掴んだ津田学園。
奇しくも1回戦の相手は同じく初出場の藤枝明誠と当たる事となりました。
この初出場対決を制した方が今年の夏甲子園の台風の目に…なるかも?しれません。