優勝候補とも言われていた花巻東高校が130キロに満たない投手を全く打てずに敗退し、番狂わせが起こり話題となっていた岩手県の夏甲子園予選。
混戦となった岩手県の2017年夏大会は、破壊力抜群と前評判の高かった「盛岡大付属高校」が予選から圧倒し優勝。
ライバルの花巻東は敗れましたが、本命と言われていた盛岡大付はプレッシャーに負けずに期待通り甲子園出場をもぎ取りました。
予選では2回戦、3回戦、4回戦、準決勝の4回でコールド勝ちし、決勝でも久慈高校を圧倒し9-0と危なげのないスコアで勝利。
まさに王者が実力通りの結果を出しました!
すでに号外も発行されていて、盛岡大付の優勝に沸いています。
今回はそんな岩手大会を制した盛岡大学付属高校についての詳細や注目メンバーを紹介します!
岩手県優勝の盛岡大学付属高校とは?
盛岡大学付属高等学校は岩手県盛岡市に所在する私立の高校です。
その名の通り盛岡大学の附属高校でもあります。
2017年の夏大会ではライバルが次々と消えていく中、前評判通りの圧倒的な打撃力を見せて危なげなく優勝を決めています。
38年ぶりの甲子園出場を目指して決勝まで上がってきた「久慈高校」を圧倒して甲子園への切符を手に入れました。
去年に続いての夏甲子園出場となり夏の甲子園は10回目の出場となる強豪校ですね!
打撃力がウリと言われる盛岡大付ですが、監督の関口氏は「守れないチームは甲子園に行ってはいけない」という程に守備に意識を置く監督で、その守備力も高いレベルにあるチームです。
今年の春に出場したセンバツ甲子園でも超強豪履正社に準々決勝で屈しましたが、甲子園常連の智弁学園を破るなど全国レベルの力を見せています。
この1年間は県内で公式戦無敗を誇っていて、更に自信を付けているチームだけに甲子園でも充分に活躍する出来だと言われています。
野手、投手共に今年は揃っているだけに過去と見比べても2017年の盛岡大付は相当な強さを持っている高校ですね。
悲願の東北勢初となる夏甲子園での優勝を期待したい学校だけに、注目ですね!
盛岡大付高校の注目メンバーは?
「強打」をテーマに挙げていた今年の盛岡大付を体現するような野手がいます。
それは「植田 拓」選手。
165センチ、72キロとかなり小柄な体格ながらウエイトトレーニングで鍛え上げた肉体で「小さな巨人」をリアルで体現している選手です。
背筋は230キロを超えていて、50メートルは5秒台の俊足、遠投は120メートルとスカウトからも注目されていて将来プロでのスター候補とも言われています。
今年の夏大会決勝でも2打席連続の本塁打を放っていて、高校通算本塁打ははあの松井秀喜選手と同じ60本に並んでいます。
本人の意識も高く「卒業後はプロ一本。絶対に行く。」と言い切っていて、プロのスカウト評価でも上位にランクインしている注目の万能選手です。
そしてエースの「平松 竜也」君にも注目。
身長は183センチ83キロの本格派右腕。
元々は外野手でしたが高校に入り本格的に投手を始め、2年秋に急成長を遂げてエースの座を奪いますが、今年の春は肩を痛めて投げられず苦しんだ平松君。
しかし夏には見事に復活し、今年の夏大会ではエースとしての役目を果たし盛岡大付の優勝に大きく貢献。
最速145キロの威力のあるストレートに、スライダーやフォークを織り交ぜて打者を打ち取ります。
平松君、三浦君、臼井君の3投手は全員が140キロを超えるストレートを持っていて、甲子園でもこの層の厚い投手陣は長丁場に相当有利に働くと思われます。
まとめ
圧倒的な強さで岩手県を制した盛岡大付高校。
ドラフト候補筆頭の植田卓君などのスター選手も擁していて、「140キロトリオ」と呼ばれる層の厚い投手陣を擁しています。
この戦力なら甲子園本番でも優勝を争うレベルになるのは必至かもしれません!